現在市場に出回っているクロマグロとミナミマグロは、生産の約70％程度が養殖マグロであると言われています。しかしながら、養殖や畜養の技術がどれほど進歩しようとも、天然物の味にはかなわないのではないでしょうか。
天然の自然環境下に育つマグロは、大自然の海流と共に何百キロも、自然な餌を捕食しながら毎日泳ぎ廻って いるわけです。 それに対して養殖や蓄養のマグロは、囲ったイケスで人工的に作られる加工商品です。 餌で品質向上できますが、人が手を加えた加工品であることに変わりありません。
今、天然自然のものの価値が見直されております。
協立水産では、こだわりをもって、昔ながらの繊細な味わいと歯ごたえのある「天然もの」を扱っています。
はるか昔からマグロを食べてきた日本の食文化の一端を担うものとして、冷凍の天然まぐろに誇りを持っているのです。
まぐろは冷凍より生の方が良いと思われがちですが、一概にそうとは言えません。生には生の、冷凍には冷凍の良さがあります。特に、マグロはその1本1本で品質、脂の乗り具合が違い、また生マグロは毎日魚獲量が違うため、日によって品質、仕入れ値が変わってきてしまいます。
冷凍マグロのほうは需要に合わせて、供給・ストックされるので安定供給・価格にてご提供ができます。
飲食店にとって、日によってマグロの品質が変わるよりも、一年間一定の品質を望まれることが多く、いつも同じマグロを提供することが前提にあると思います。
冷凍の場合、捕獲したその場（まぐろ漁船）でマイナス50度～マイナス60度に冷凍しますので、取れたての鮮度を保ったまま港から水揚げされます。
短時間で凍結状態になるため、冷凍時に鮮度が落ちることはありません。 解凍した際の鮮度はみずみずしく、その上で、解凍時には一気にマグロの旨味に欠かせないアミノ酸が増幅。解凍した後が最も美味しい状態となります。
近年、世界的なマグロの漁獲量の減少は年々深刻になってきています。その為生のマグロの流通は下降し、冷凍マグロの需要はより高まるものと思われます。
より目利きの難しい冷凍ものですが、40有余年つちかってきた卸の目で選び抜いた協立水産のマグロを、ぜひ安心してお試しください。